インプラント

インプラント治療の流れ

インプラント治療は綿密な治療計画および治療の流れによりはじめて成功するものです。
ますは、充分なカウンセリングと口腔内検査を通じ、インプラント治療の計画を立てるところから始まります。治療計画が決まったら、患者様にその詳細をご説明し同意を頂いた後にインプラントの手術を行います。インプラント治療においては、術前の診断が特に重要となります。的確な診断をすることにより、安全で確かな治療を行うことが出来るからです。
精密な検査の後、インプラントを埋入する手術を行ます。インプラントが骨と強固に結合した後にその上から人工の歯を装着します。

歯科医師側にとってのインプラント治療はここまでですが、インプラントを長く持たせる為にはここからの患者様ご自身でのメインテナンスが最重要となります。インプラントは虫歯にはなりませんが歯周病には侵されてしまうのです。
それを防ぐには、日々の正しい磨き方でのブラッシング及びクリニックでの定期的なメインテナンスを欠かすことはできません。

術前の診断と治療計画の提示

失われた歯の数、インプラントを埋め込む骨の硬さ、大きさ、位置により治療法には様々な選択肢があります。
カウンセリングをはじめレントゲンや診断用の模型の作成など充分な診断の後、患者様に合ったインプラント治療計画を立案します。

インプラント治療前の処置

必要に応じて、歯周病の治療や虫歯の治療など、残っている歯の治療を行います。
特に残っている歯が歯周病を患っていると、その歯周病菌がインプラントにまで感染してしまうので、しっかりと治療をしておく必要があります。

インプラントの埋入手術

虫歯治療の際の通常の局所麻酔で手術を行います。あらかじめシュミレーションされた長さ、太さのインプラントを骨の中に埋入します。この時、必要に応じて骨を造る処置も同時に行う時があります。
手術時間は30分~3時間程度で入院等の必要はなく翌日から普通に生活して頂けます。翌日に創部の消毒、術後1~2週間後に抜糸をし創部の治癒を確認します。

インプラントと骨の結合安定期間

術後、上顎では3~6ヵ月、下顎では2~3カ月間の治癒期間をおきます。
この期間にインプラントは骨と強固な結合を得ます。(オッセオインテグレーション)
この期間は仮の義歯等を使用することができますので、日常生活に支障はありません。
二回法の場合は、インプラントが完全に骨と結合されたのちに、
再度歯肉を小さく切開し埋まっているインプラントの頭部を露出させ、人工の歯を接続するための土台を取り付けます。この状態で歯肉形態が安定するまで1~4週間程置きます。

人工歯の装着

歯茎が治った時点で、型取り用の支柱をインプラントに装着し歯の型を取ります。
歯並びや形状、色をチェックしながらインプラントに装着する人工の歯を作成します。
完成した人工の歯を装着したらインプラント治療は完了です。

治療後のメインテナンス

治療終了後歯1~3カ月毎に定期健診及びメインテンスを実施します。

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